ベトナムに行ってきた。自発的にではなく、ベトナム好きの母親の旅行に乗っかっただけですが。東南アジアには昔から興味があって、東南アジアといえばタイでしょう、と思っていたのだが、もしかしたらラオスとかカンボジアのほうが僕の期待するものが残っているのかもしれない。ベトナムはイメージ的にタイとカンボジアの中間か。まあ何を根拠に言っているわけでもないんだけど。まあ、いずれイタリアみたいな観光大国の二の舞になること必至な感じ(こちらにチップを求めてきて、それを断ったら舌打ちしてくる、みたいなことになったらもう終わり)。あと、カメラを向けたときに興味深げな顔をするか、向こう向いてしまうか。
母親が既にホーチミンとハノイには行ったというので、ホイアンという中部の町と、ハノイ近くのタムコックという村に行く。どちらもド田舎で、田舎なりの良さというのはあるのだが、やはり撮っていて面白いと感じるのは都会である。というか、ネタの宝庫である。田舎に比べるとやはり人々に余裕がない感じがするが、それでも先進国の人々に比べるとまだまだ無邪気な感じである。物価も安いし食べ物もとても美味しいし、治安もイタリアなんかに比べるとまだまだ良いので、早いうちにハノイとホーチミンに時間をかけて滞在したいところである。
フランス人とアメリカ人、そして韓国人の観光客が特に多いという。日本人もそうであろう。ベトナムに対して、決して良いとは言えない行いをしてきた国の人間が、その国に観光客として訪れるというのは、どのような動機からなのだろう。
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