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粉瘤ーその後・コレクション-061311 | c3

粉瘤ーその後・コレクション-061311

 数週間前に破裂した粉瘤。ようやく傷口が塞がり、ガーゼをしなくても良くなった。感染症などにかからなくて幸いであった。今僕の右肩には瘤はない。カスをこれでもかというくらい搾り出した後なので、むしろ少し凹んでいるくらいである。
 とりあえずめでたしめでたし、と言いたいところだが、肝心の臭いが全く取れていない。瘤はないのに臭いはある。きっと皮膚に滲みこんだものなのだろう。瘤か臭いか好きなほうを与えようと言われたら、間違いなく瘤を選ぶところなのだが、人生厄介である。っていうか時間経ったら無くなるんかなー、これ。

 ビックリマンチョコだろうと、ガンケシだろうと、一番楽しかったのは全ての種類が少しずつ集まっていくという過程だっただろう。悔しい思いや、友達との喧嘩なんかもしながら、それでも少しずつ集めていくことに人生のほぼ全てを賭けていたような気がする。実際にそのシリーズ全てを完璧に集めきるという経験はなかったが、その事でまた学んだこともあっただろう。大袈裟に言うと、夢を叶えるということの難しさだろうか。
 そういう事に夢中になっている時、一番嫌悪したのが、大人が大人の力でいとも簡単にその夢を叶えてしまうことだった。そういう子供の気持ちがわからない大人の好意に乗っかって、さも自分の力であるかのように完璧に揃ったシリーズを自慢する子供は必ず近くに一人はいた。そういう奴に対して、こちらは羨望と憎悪の入り混じった感情を持った。まあ、僕は僕で、親の財布から一万円札を盗み出し、それを持って近くの商店に行き、なぜかビックリマンチョコ(当時30円)を一つだけ買い、怪しんだ店員さんに思いっきり電話でチクられて土下座で親に謝らされていたりしたので、どちらが子供としてダメなのかわからないが。まあ、社会には色んな方法を試みる奴がいる。
 今、僕の知人(大人の女性)があるシリーズを大人の力でコンプレートしようとしていて、コンプレートしたものを仲の良いご家族のちびっ子にあげるんだ、と張り切っている。そのちびっ子は現在、自分の力で一生懸命コンプレートに向かって奮闘していることを僕は知っている。そのちびっ子の周りの友達たちも同じものを一生懸命になって集めている事を僕は知っている。顔を合わせるたびに、お互いにどのくらい集めたかアルバムを見せ合いっこしていることを知っている。まあ、女性なので、こんな男のロマンなんてわからないのかもしれない。本人に悪気は全くなく、間違いなくちびっ子に喜んでもらおうとしてやっていることなのだが、僕は密かにその彼女の行動を何か上手いかたちで阻止できないだろうかと考えている。大人からコンプレートを渡された際のシラケっぶりったらない。まあでもそれで満足する子供もいるのかしら。難しいところです。


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