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09.02.09

通勤バスの時間帯

僕の出勤時間は9時なのだが、いつも8時半には職場に到着している。その理由は、通勤バスの客層の違いによるものだ。9時に職場に着くには8時半、8時半に着くには8時のバスに乗れば良いわけだが、この30分の違いが結構大きい。先日、僕の使う92番のバスにはまともでない人間が多いと書いたが、朝の通勤時間はちょっと別である。帰りのバスに乗っている乗客の7割以上は外国人だったりするのだが(そのうち4割ほどが何をしているのか不明な人)、朝のバスは9割がイタリア人である。
今の家に引っ越して半年近くが経つが、始めは8時半くらいのバスに乗って、9時前後に職場についていた。その時間帯のバスに乗っているのはほとんどが社会人である。中には意欲的な顔をしている人もいるが、どちらかというと、人生に疲れたような顔をして「今日も仕事かよ、かったりぃなぁ」的な顔をしている人が多い。まあ、自分が稼いだお金の4割が税金として持っていかれてしまうこの国で働いていると、そういう顔になってしまうのはわからないでもない。特に自分が好きでやっているわけではない仕事に就いている人は尚更である。朝からイライラし、ぶつぶつ独り言を呟いている人もいたりする。まあ、わからないでもないが、せめてど晴天の月曜の朝くらい、清清しい顔をして前向きな気持ちで通勤して欲しいものである。そういう人を見ていた僕も、その空気に引っ張られて、テンションががーんと下がってしまうことが時々あった。
そんなある日、たまたま朝早く起きすぎてしまい、家にいてもやることがないので、いつもより30分ほど早いバスに乗ったことがあった。乗った瞬間、何か違和感を感じ、周りを見回してみると、乗客のほとんどがピチピチした学生たちではないか(それも女子が多い)。とりあえず人生楽しむことだけ考えてれば良い年頃の学生たちの顔は、30分後の社会人の顔と比べて格段に輝いていた。まあ、社会人バスに比べて恐ろしく騒がしい学生バスなのだが、それを許してしまえるほどの希望に満ちたその顔々を見ていると、「よーし、オジサン君達の未来のために頑張っちゃうぞー」みたいな気持ちになってテンションが鰻上りになるのである。
ってなわけで、それ以来、睡眠時間を削っても30分早く出勤することにしている。ありがとう、若者たちよ。

posted tomoyuki : 09.02.09 11:49