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14.12.06
Amsterdam_2
アムス旅行記第2弾ということで、空港の話をします。
昨日も書いたが、今回はEasyjetを使わせてもらった。イタリア出国の際、なんとなく判っていたのだが、まあ何も言われなかったら運が良いということで、液体を機内に持ち込もうとしてみたが、やはり駄目だった。セキュリティーチェックの際、女性検査官に「こっちに来なさい」と隅のほうに連れて行かれ、バッグの中を調べられた。液体の他には衣類、カラスミ、干し肉、カメラ、洗面用具などを入れていた。液体とは、先日Artigiano(クリスマス前に毎年行われる名産市)で買った矢鱈に旨いバルサミコ酢だった。このバルサミコと、カラスミ、猪の干し肉は、父、そして友人のための土産だった。「100ml以上の液体は持ち込めない。チェックインカウンターに戻って荷物を預けるか、捨てるかしなさい」と指示された。これからまたチェックインカウンターに戻るのも嫌だったので、泣く泣くバルサミコ巣は捨てることにした。しかし、笑い話として、没収した物は空港の奴らが持ち帰るという話をよく聞いていたので、「もし良かったら使ってください。美味しいですよ」と冗談で言ってみたのだが、思いっきりシカトされた。初めからそのつもりだったのかもしれない。
あと1つ、出発の際のエピソードとして、何の理由も説明されずに出発が2時間遅れた。周りのイタリア人の話を盗み聞きしていても、誰一人として遅れている理由を説明された人間はいないようだ。漸く機内に搭乗すると、出発前の機長の挨拶がアナウンスされたのだが、ここでも2時間遅れたことを詫びてはいるのだが、理由を言おうとしたところで口篭っていた。何故だ?何か言えない理由なのか?まさか、寝坊か?周りのイタリア人は笑いながら「早く出発してくれよ」と急かしていた。周りの乗客を見ると、まあ先入観もあるかもしれないが、やはりマリファナやる為に行きそうな若者の集団が多い。男だけのグループも何人かいて、やはりこの人達は女を買いに行くのだろうか、と色々想像してしまう。パリ行きの飛行機に乗っている乗客とは全くタイプが違う人間が多いのは確かだった。
ミラノに帰る際のアムス空港での話。
友人夫妻が空港まで付き合ってくれた。アムス空港はヨーロッパでも比較的新しく、大きな空港らしい。Easyjetのチェックイン・カウンターでチェックインを済ませる。チェックインカウンターでは、搭乗ゲートは「H」であると言われ、チケットにも「H」書かれた。搭乗時刻が近づいてきたので、友人と別れ、Hゲートに向かい、パスポートコントロールに行った。コントロール官は僕のパスポートに貼ってある数枚の就学ヴィザを見て隣の男性と何か話していたが、結局何も訊かれずにコントロールはパスした。あとは搭乗口に向かうだけで、時間も少し余裕があったので免税店を廻った。特に欲しいものもなかったし、ヨーロッパから出るわけではなかったので免税もされないため、冷かすだけだった。
さて、そろそろ搭乗口に行っておくか、と思い、「H」と書いてある矢印に向かって歩いていく。ここの空港はやはりかなり広いようで、歩いても歩いてもなかなか「H」に着かない。それでも漸くそこまで辿り着き、モニターを見ると、「H」ゲートは1から8まであった。セキュリティチェックを通過し、再びそこにあるモニターを見て、何番かなぁ、とミラノ行きを探してみるのだが、ミラノ行きが見つからない。何度も何度も探してみて、実際に1から8までのゲートに行ってみたりもしたのだが、ミラノ行きがない。焦った。そういえば、もうこんな時間だというのに周りにイタリア人らしき人もいないし、イタリア語も聞こえてこない。改めてボーディングチケットを見てみるが、そこには確かに「H」とはっきり明記してある。しかし、これはおかしいと思い、近くにいた空港職員に拙い英語で話しかけると、「私は何もわからないけど、確かにミラノ行きはここではないようね。一度戻りなさい」と言われた。ここではない?じゃあ、いったい何処なんだ?戻るって、何処まで戻ればいいんだ?
でもとにかく、Easyのチェックインカウンターまで戻って確認しようと思ったのだが、パスポートコントロールを通過して、出国スタンプまで押されてしまったので、そこまで戻ることができない。しかしとにかく戻ってみようと思い、また長い道のりを引き返す。この時既に出発時刻まで30分ほどしかなかったで、走った。搭乗口に向かって走る乗客は沢山いるが、戻るために走る人間はあまりいない。途中で、全フライトのスケジュールが乗っているモニターを見つけたので、ミラノ行きを探してみると、搭乗ゲートに「M1」と書いてあるではないですか。血の気が引いた。「M」ゲートは、「H」ゲートとパスポートコントロールの場所が違うのだ。だから、そこからそのまま「M」ゲートに向かうことなどできないのだ。また一度、オランダに入国しなくてはならない。時間もない。とにかく入国ゲートを探そうと思い、また走った。しかし、出国ゲート内に、果たして入国ゲートがあるのだろうか。ないのではないか、という不安が頭を過ぎる。でもとにかく探しに探して、見つけた。あった。すぐにそこのお兄さんに事情を説明するが、かなり焦っている上に半泣きで、英語もままならないので、始めのほうは、「何言ってるんだ?」という顔をされた。でもとにかく、英語の単語とゼスチャーを織り交ぜて必死に説明していると、漸く理解してくれたようで、「早くそこに向かいなさい」と、入国スタンプを押してくれ、「M」ゲートまでの道のりを説明してくれた。再び走る。階段を駆け上がる。「M」ゲートを見つけ、半泣き息ゼイゼイでパスポートコントロールに突っ込む。一瞬、何だこいつという顔をされたのだが、僕があまりに哀れに見えたようで、すぐに状況を理解してくれ、荷物検査もそこそこに、通過させてくれた。そこでまた、出国スタンプを押された。今日だけでアムスのスタンプ3つゲットだ。またまた走って「M1」ゲートに向かう。そこに到着すると、既に半分以上の乗客が乗り込んでいたが、何とか間に合った。あんなに寒かったのに、あんなに汗掻いていたのは僕だけだった。まあとにかく、間に合ってよかったです。スピルバーグの「ターミナル」の主人公と似たようなことになるところでした。
これがイタリアの空港だったと考えるとゾッとする。たとえこちらがイタリア語を話せても、とにかく「責任」という言葉にネガティブなイメージしか持っていないイタリア人は、僕のような困っている人間に対しても、自分の責任を逃れるために助けてくれないという可能性もあったかもしれない(実際にそういうことは多く起こっている)。オランダ人が優しくて機転の利く人間で本当に助かった。まあ、Easyのチェックイン・カウンターのねーちゃんは完全に間違えやがったわけだが。おっちょこちょいなところもあるようです。
posted tomoyuki : 14.12.06 09:45