今年の冬は一度も風邪を引くことが無く、奇跡だと思っていたのだが、今頃になって引いた。鼻水、咳、クシャミ、頭痛が酷い。理由は明白で、ここ2,3日、窓開けっ放しで裸になって寝ていたからである。最近のミラノは日中は33度とかまで気温が上がるのだが、やはり朝方はまだ少し涼しい。目が覚めたら布団を引っぱがして大の字になって寝ていた。こりゃ風邪ひいても仕方ないな、と思うが、Yurl Parcのアイロン掛けの量が多くなってきたこの時期にダウンするというのは、個人的にも非常に悔しいことである。
で、今は朝の7時なのだが、約1年半振り(もしかしたら3年振りぐらいかも)に母から送ってもらっていた昔から大層世話になっている風邪薬を飲む。本当に久し振りの味がしたのだが、飲んで10分ほどしか経っていないのに、既に効力抜群で、咳も鼻水も頭痛も止まってしまった。やはり期間が空くと、再び飲んだ時の効果が著しい。やはり病院で処方してもらえる薬は凄い。さて、頭もボーッとなってきたし、出来れば今日の午後は働きたいし、さっさと寝るか。
夕食は友人のMeryomが家に招待してくれている。韓国料理だ。これを食えば風邪なんて吹き飛ぶだろう。
風邪を引くと煙草の量が増えるのはなぜだろう。
夏突入か、暑い。そろそろ長袖がきつくなってくる頃で、ノースリーブで明日から日焼けしよう。スナップ撮りをしていても、暑くて頭が朦朧としてくる季節だ。
僕の家のドアや窓は、ガラスの窓の外側に、もう一枚、サッシのようなステンレスの扉が付いているのだが、最近誰かがそのサッシを綺麗に掃除してくれた。おそらく僕の家の上に住んでいるアラブ系のお兄さん達だと思うのだが、嬉しい反面、正直複雑な気持ちでもある。
最近、僕の家から半径1km以内で、東洋人(特に女性)を狙った空き巣が3軒立て続けに起こった。進入状況を聞くだけでは、どうやら同じ犯人の仕業である。僕の住んでいる地域はあまり治安が宜しくなく、アラブ系の人間が本当にたくさん住んでいる。アラブ系か、イタリア人の老人かだ。まあ、泥棒が何人なのか、それは全くわからないのだが、怖い。たとえ親切でサッシを磨いてくれたのだとしても、正直怖い。その時に家の中を覗くことも可能であるからだ。上に住んでいるお兄さん達は本当に親切で、感じが良い。だが、本当に申し訳ないのだが、僕は疑心暗鬼になってしまっている。
早朝、ユリと共にミラノ近郊の町Capriateの洗濯職人(正しくは縮絨職人)のもとへ。前夜、朝早く起きなければと思い、pm11時前に眠りについたが、まあなんとなく予想していた通り、am0時前に起床。何やってんだ。それからはいつものように朝まで眠れず、結局睡眠1時間でyと待ち合わせ。先日降った雨のせいか、やたらに空気が澄んでいて、朝っぱらからこれでもかっていうくらいの凶暴な太陽光線が降り注ぎ、寝不足の目にはハードすぎた。Capriateのbarで朝食をとり、yと町の近くを流れる川辺を散策し、帰りは少し寝てしまった。しかし、この短時間の睡眠が救いとなり、仕事の方は良いペースで進めることが出来た。
実家の両親から、頼んでいた洗顔料と共に、沢山の食材が送られてきた。いつまでも親の世話になっていてはいけないのだが、やはりこのような気遣いは嬉しい。段ボールの中には蕎麦やうどん、羊羹やもずく昆布などが入っていた。助かります。生蕎麦送ってくれるところが長野県人だよなぁ。
日本だと、夏のバンドといえばチューブとかサザンくらいしか思いつかないが、イタリアは夏になると活動し始めるバンドがやたらに多い。今思い付くだけで8コ。ってか、他の季節は一体何やってるんだ。コンサートをやっているわけでもないようだし。イタリア人って、本当に夏になると元気になる。2,3ヶ月もヴァカンスになるんだから当然だよなぁ。ニュースによると、イタリア人1人が夏のヴァカンスにかける金額は平均2000ユーロ超(30万円くらい)だそうだ。普段はがめついイタリア人。理由はこれだ。この数ヶ月のために貯めに貯める。まあ、こういう人生もアリなんだよな。
1、同じスポットで待ち伏せして撮影を行う場合、10分前に撮らせてもらった人と、再びすれ違う時、2人の間にとても気まずい雰囲気が流れる。
2,ずっと立っているのも疲れるので、ある場所に座りながらオシャレさんを捜すのだが、僕は姿勢が良くないので、背もたれの無いところに座る場合、非常に怪しく見えるらしく、胡散臭そうな目で見られることが多く、その人がオシャレだったりした場合、その時点で希望が絶たれる。
3,やはりオシャレスポットを歩いているオシャレさんの中には、撮られ慣れている人と、そうでない人がいるのだが、撮られ慣れていない人はサイトのアドレスをとても訊きたがる。そこで、ノートの切れ端にアドレスを書いてあげるのだが、正直面倒くさく、それを書いている間に他のもっとオシャレな人が通り過ぎたりすると、その前のオシャレさんに声をかけたことを軽く後悔する。
4,お前らオシャレスポットを歩いているくせに油断してるんじゃねーよ、と(特に締め切りが迫っているのに撮影数が足りず、焦っている時によく思う)。一見良いのに、靴で台無しになる場合が多い(足下が大切です)。
今、友人から貸してもらったグッド・ラックという日本のドラマを2話まで見たのだが、黒木瞳ってやはり綺麗だと思う。というか、綺麗に歳重ねていると思う。宝塚がどうやって人を選んでいるか知らないが、まあこのセレクトのレヴェルの高さには脱帽である。どうやってわかるのだろうか。それまでは全く興味がなかったのだが、黒木瞳には一度夢の中で僕の恋人役で出演していただき、それから他人のような気がしない(アホ)。
このドラマには、個人的に好きだった若い女優さんも出ているのだが、残念ながらこちらの方はもう既に華がない。
今日から5月です。
最近性格が荒んでいるのか、今日はイタリア人に対する愚痴を2つ。
まず一つ目、先日、いつものようにバスに乗っていると、信号待ちをしている時に、なんだか運転席の方から騒がしい口論の声が聞こえてきて、突然ガラスを拳で叩く音が響き、なんだなんだと思って見てみると、どうやらバスの運転手と、バスの前を通りかかったブラジル人らしい青年の間で口論になっているらしい。どんな話をしているのか僕がいる場所までは声が届かなかったのだが、青年の方はかなり逆上しているらしく、今にも手を出しそうな勢いだった。
そのうち、バスの中にいた数人のおばさんおじさんも騒ぎだし、「警察呼びなさい」とか、「さっさと向こう行けよ」とかそんなことを口々に言い出した。とりあえずその時点で判明したのは、バスの中でぐだぐだ言っている全ての人間は運転手の味方であるということだった。基本的にはこういう時、若者はあまり口を出さずに傍観している。ここぞとばかりに日頃の鬱憤を晴らすように喋り出すのは大体がアンチ・グローバリズムの爺さん婆さんだ。普段はバスの運転手に対して文句しか言わないこの方々が、攻撃の対象が外国人だとわかると途端に国民の味方をしだし、一斉に外国人を非難しはじめる。
まあ、それは別に良いんだが、そのうち、あるご婦人がこう言った。
「だから外国人はどうしようもないのよ!バカが本当に多いわ!」
で、僕を含め、そのバスの中には数人の外国人が座っていたわけだが、それに気付いた途端、今度はこう言った。
「素晴らしい外国人も多いけど、バカも多いわね!」
まあ、その通りだと思うんだが、それは外国人に限ったことではなく、イタリア人であっても素晴らしい人間も多ければバカも多い。乱暴な言い方をすると、むしろイタリア人のバカ率は他の国のバカ率に比べて少し高いような気もするが。異国においては大体の外国人は大人しい。しかし、この普通の事実にこのご婦人は全く気付いていらっしゃらないご様子で、まあとにかく自分達のことは棚に上げて外国人を非難する非難する。
2つ目は、今日、ユリの車に乗って教会に向かう途中、これまた信号待ちをしていた時に、ホームレスのおじさんが車に近寄ってきて「小銭あったらちょうだい」と言ってきた。しかし、その時は小銭を持っていなくて、あげなかった。ちなみに言っておくと、僕はこういう人達に小銭をあげるってことは滅多にしないが、ユリはその時小銭を持っていればあげる。んで、ユリがこのおじさんに「今小銭ないんです、ごめんね」と言っていると、後ろに停まっていた車のおじさんが大きな声で、「よぉ、元気か?」という風にホームレスのおじさんに声をかけ、小銭を渡していた。
んで、事はここで終わるかと思ったのだが、次の信号でまた停まっていると、さっきの後ろの車のおじさんが僕らの横に並んできて、これまたうちらに聞こえるような大きな声で、「若者は小銭をあげることもしない、酷い話だ」とかなんとか、ぐだぐだ愚痴を言い始めた。ユリは大人なのでそれに対してうんうんと頷いていたが、僕はちょっとカチンと来て、何か言おうと思ったが最近品性のない行動が続いているので自重した。おじさんの車の後部座席にそのおじさんの息子達が乗っていたからというのもあるが。
それから信号が青になり、そのおじさんの車が僕達の前を走っていたのだが、彼が吸っていた煙草の吸い殻を、そのまま外に放り捨てた。ん?ん?ホームレスにお金をあげないのは酷くて、車から吸い殻を放り捨てるのは酷くない行動なのかしら?そういう親の行動を、子供は後部座席でしっかり見ているわけで、その親の背中を見て育つ子供が将来どんな大人になるのかが想像できますね。人のこと言えないが、本当に自分達を客観的に見ることが苦手なイタリア人(特に中年以上)。