来週の18日に帰る事が決定。本当帰りすぎだな。何やってるんだろ・・・。母親にもメチャクチャ怒られた。別に悪い事しているわけではないのだが。
気温が急に下がってからずっと頭痛がしている。警察に行くまでは軽い痛みだったのだが、警察に行った途端に痛みが大きくなった。歩いていたりすると問題ないのだが、ちょっと家に帰って気を抜くと痛みが走る。風邪か?
まだ陽も上がっていない早朝に家を出ると、静かに雪が降っていた。いつ雨になってしまってもおかしくないほどたよりない雪だったが、案の定、10分ほどで雨に変わってしまった。それでも初雪である。感動した。しかしなにも僕が警察に行く日に降らなくても良いのに。町にある温度計は3度を指していた。確かにおそろしいほど寒かった。
警察署ではいつもの様に5時間ほど待たされ、その結果、滞在許可証更新に失敗した。どうやらまた法律が変わったらしい。下手をすると緊急帰国することになってしまうかもしれない。ちょっと帰りすぎだろう。このまま夏まで不法滞在していてもばれないとは思うのだが、精神的にきつそうだし、万が一ばれた場合、ヨーロッパへの入国を5年間規制される。それは困る。
長い雨がやんでから、暖かかったのは2日ほどで、最近一気に冷えてきた。今月はお馴染みの滞在許可証延長がある。明日にでも行こうかと思ってるのだが、確実に風邪を引くだろう。既に軽く頭痛がする。
寒いので、夕食に豚汁でも作ろうと、学校のそばにあるミラノ市のメルカートに行った。大根や白菜、ショウガなどはこちらのスーパーではほとんど見ることが出来ない。このような、市経営の大きなメルカートに行かないと買えない。大根を2本と白菜を一玉(?)、それにショウガを一片買ったのだが、なんと8ユーロ(約1000円)もした。ここの店はぼったくる店ではないので、この値段で間違いはないのだろうが、冬ってこんなに高いのか。その後そのメルカートに入っている肉屋でベーコンを300g買ったのだが、0、90ユーロ(約100円)だった。肉の方が全然安いではないか。さすがイタリア。
この週末、Sant'Ambrogioというミラノでは比較的古い町並みを見ることが出来る地域で、毎年クリスマス前のメルカートがやっているので、午前中行ってきた。oh bej,oh bej(オーベイオーベイ)と名付けられているメルカートで、ステキステキという意味らしい。ちなみにどうみてもイタリア語ではない。このメルカートの存在は知ってはいたのだが、行くのは初めてだった。とにかく規模がとてつもなく大きい。どのくらい大きいのかというと、出口がわからなくなるほどの大きさだ。おそらくミラノのいたるところで行われているメルカートの中では最大規模なのではないか。店の数ももちろんかなり多くて、ちゃんとした店から、無許可の店まで、様々だ。まあ、所詮青空市場なので、そんなに高価なものなどは売っていないのだが、手頃なクリスマスプレゼントを探すには良いだろう。土曜ということもあって、ものすごい数の人が来ていた。今日も昨日よりは風があって肌寒く感じるものの、文句なしの晴天で、サングラスがないと目が痛んだ。結局何も買わないで、写真を何枚か撮り、パニーノを食べただけで帰ってきたのだが、なかなか楽しめた。朝っぱらからマリファナの香りを嗅ぐと息が詰まる。嫌いじゃないが。
淡々と事実だけを書き、気休めなどは書くべきではない。同じ目的で派遣されていたイタリア軍も、中立と謳っていた赤十字もやられでいるのだ。安定しているだとか、安全だとか、夜も安心して歩けるだとか、そんなこと書くべきではない。
ようやく晴れた。非の付けどころのない、完璧な晴天だ。日本では絶対に見ることが出来ないようなものすごく濃い青空が広がっている。陽射しも温かく風もないので、意味もなく学校への道を遠回りしてみたりした。この時期でも、こんな青空を見ることが出来るのだ。素晴らしい。
今週の月曜日、ミラノの交通機関(バス、トラム、地下鉄)がストライキを行った。まあ、普通に月に一度はストライキを行うのがこっちの交通機関なのだが、ニュースでは今回のストライキが今年最後です、なんて言っていた。しかし、翌日火曜日の新聞にはでかでかと、今月の15日にまたストライキ、なんて書いてあるではないか。年末くらいしっかり働け、と言いたいが、年末だからこそストライキなのかもしれない。それも、今回は午前中と夕方だけだったのに対し、15日は一日中と言っているらしく、そんなことされたらどこにも行けなくなってしまうではないか。雨が降ったら最悪で、市内では車が全く機能しなくなってしまう。そして、その日の騒音はいつもの数十倍になるであろう。
今日、トラムに乗っている時に、アコーディオンを持った南米系の男性とその奥さんらしい女性が乗り込んできた。まあ、いつものように車内で演奏して小銭を稼ぐっていうものなのだが、その二人の事は今までにも何度か見た事があった。僕の家周辺の停留所からよく乗り込んでくる二人だ。旦那がアコーディオンを弾き、奥さんがそれにのせて歌う。歌は結構上手だし、演奏もまともなので、僕もお金を上げた事がある。というか、とても礼儀正しく感じの良い夫婦なのだ。
今日もいつもの様にその二人が車内の客に軽く挨拶をしてから歌い始めたのだが、その直後、なぜか運転手が車内マイクを使ってそれを制止した。普段はそんな事もなく、放っておくのだが、今日の運転手はイライラしていたのかもしれない。まあ、そこで話が終わっていれば良かったのだが、運転手が制止した途端、いきなり近くにいた婆さんがしめたとばかりにものすごい大声でその夫婦を非難し始めた。「アンタたち、チケットも持ってないんだから勝手に乗り込んできて騒ぐんじゃないよ。罰金払いなさいよ、罰金。さっさと降りろ!こっちは静かにトラム乗りたいんだよ」などとどんどん文句を垂れ始めた。そして文句が止まらなくなった。暫くして見兼ねた老紳士が、「もうわかったらやめなさい」というのも無視してその婆さん(むしろババア)はいつまでも叫び続けていた。僕はその婆さんの行動にものすごーい嫌悪を感じ、黙って放っておけば良いものを、「あなたが一番うるさい、静かにしてください、迷惑です、恥を知れ」などと、どう考えても最後の一言は余計だったのだが言ってしまった。はじめからこうなる可能性は充分に考えられたのだが、やはりその婆さんはそれを聞いて標的を僕に変えてきた。「あんたは自分の国に帰れ、この中国人が!」と、予想通りの反撃が帰ってきた。道端でだったらこのまま喧嘩始めてしまっても良かったのだが、トラムの中だとそうもいかず、ちょうど僕の降りる停留所に着いたので、中国人じゃないんだけどって否定したかったけどしないでトラムから出た。後ろで婆さんがまだ何か叫んでいたが途中でドアが閉まって聞こえなくなった。
この前日本から、井上陽水のPLATINUM BEST YOSUI INOUE EARLY TIMESというニューアルバムを送ってもらって、最近風呂に入っている間そればかりを聴いている。ほとんどの曲は70年代のもので、僕がまだ生まれる前のものである。中学の頃、少年時代が僕の周りで結構流行り、そればかりを聴いたり歌ったりしていた。母も井上陽水が好きだったらしく、その時に友人からダビングしてもらったという井上陽水のカセットテープを僕にくれた。その頃実家にはテレビがなかったため、買ってもらったばかりのミニコンポでそのテープばかりを聴いていた。クラスで井上陽水の初期の曲を聴いていたのは僕しかいなくて、そのなんともいえない素晴らしさを友達に話す事が出来なかった。僕はもともと自分の殻に閉じこもるタイプなのだが、あれを思春期に聴いていたせいで、尚更殻の奥に潜り込んでしまった気がする。今の僕を形成してきた様々な事象の中で、このカセットテープはとても大きな位置を占めているような気がする。その時のカセットテープに入っていた曲がほとんどこのアルバムに収められている。イタリアに来る直前に買った井上陽水GOLDEN BESTにもその頃の曲がいくつか入ってはいたのだが、他に余計な曲も入っていたため、いまいち沈み込む事が出来ていなかった(「ありがとう」や「アジアの純真」なんて正直聴きたくない)。今回のEARLY TIMESはそういう意味では最高のアルバムだ。井上陽水って、どんな20代を送っていたのだろう。