朝9時、目覚まし時計の音で目覚め、ベッドから起きあがろうと上半身を起こすために腹筋に力を入れ、両膝を曲げた途端、左の脹ら脛が攣った。あまりの突然さにわけもわからずベッドの上でのたうち回る。一人、誰にも気付かれずにベッド上でのたうち回るというのは本当に寂しい事だ。助けが来ない。まあ、人がいたとしても別に何をしてもらうってわけでもないんだが、気持ち的に近くに人がいる方が、のたうちながらもホッとする。
左足の親指を掴んで手前に引っ張ろうと努力するが、あまりの痛みでそれもまともに出来ない。結局5分ほどのたうち回って落ち着くのを待った。ベッドから起きあがった今も思いっきり痛い。
スポーツをやっていた学生時代もよくベッド上で攣るという事があった。しかし、途中から段々、その前触れ的な違和感を感じる事が出来るようになってきて、回避できるようにもなった。コツはゆっくりと攣りそうな足を動かして、動かしながらも力は抜いて、心も落ち着ける。足首の角度に気をつけながら足を正座の形に畳む事が出来たらその夜は間違いない(何が)。言葉にすると簡単に聞こえるかもしれないが、この時は結構綱渡り的な恐怖がある。その恐怖に打ち勝つ必要はない。やり過ごすのだ。力んだら最後、自分に負けたと思うと同時に、激しい痛みがあなたを襲う事だろう(誰、俺)。
で、今回攣ってしまったのは、ベッド上で攣るのがあまりにも久し振りなため、回避の仕方を体が忘れてしまっていたからだろう。いやぁ、久し振りに理不尽な5分間を過ごしたね。攣ってしまったらどうあがいても痛みは消せないしね。ベッド上でなければ、アキレス腱を伸ばせば多少マシになるのだが、ベッド上だとそれがちょっと難しい。ベッドから降りて伸ばせばいいじゃんとか思うかもしれないが、一度攣ってしまったらそんな余裕はない。
前回足が攣ったのはいつだったろう。そんなに遠い昔じゃないような気もするが、思い出せない。何故今日足が攣ったのか考えてみた。おそらく、昨日久し振りに街の中心に行き、本屋などを廻るために結構歩き回ったせいだろう。まあ、距離的には別にそんな歩いたわけではないのだが、なんせ最近ほぼ一日中PCに向かっているという事が多かったので、昨日の徒歩は突然の運動みたいな効果を及ぼしたのだろう。・・・って、俺ってそこまで運動不足なわけ?
あ、前回攣ったのはHの家でだった。Hの職場の連中が夕方Hの家の近くの公園でバスケをやっているという事で、参加した日だ。5年以上振りにオールコートの試合を行い、その後Hの家で夕食をご馳走になろうとして彼女の家に行き、玄関で靴を脱ごうとした瞬間に攣ったのだ。いやぁ、あの時のHは驚いてマゴマゴしていた。そりゃそうだろう。家に入ってきていきなりのたうち回る男なんて見たら、わけがわからなくなるに決まっている。こっちはこっちで変に呻き声とか我慢して痛みを助長しても仕方ないので、思いっきり声あげてたし。ご迷惑おかけしまして。