18.08.04

写真屋。

 午前中、寝不足のまま写真屋に向かう。ポジの現像を頼む。また無理を言って今日の夕方までにやってもらうことにした。ヴァカンスが終わったらこのような頼みは却下されるかもしれない。
 現像を頼むカウンターにいつもいるおじさんは、2度目の来店の時点で(今日で3度目)既に僕の名前を覚えてくれていた。突然名前で話しかけられる。「やぁ、tomo」「今日の夕方で良いか?tomo」とかこんな感じだ。イタリアではこういうことは珍しくないのだが、5年こちらに住んでいてもまだ驚いてしまう。日本のこのような店では、相当仲良くならないと名前を付けて話すことなどないだろう。イタリア人のこういうところは本当に素敵である。
 語尾に名前を付けて話すというのは実は結構大切なことで、それだけでグッと相手との距離が近くなる。「あぁ、名前覚えてくれたんだ」と思うことで、親近感が湧くし、単純に嬉しい。日本人はあまりそういうことをしない。名前を付ける時は呼ぶ時か、大人数で話している時くらいだ。

 店を出ようとしたところでMINOX35Tの電池がそろそろやばい時期に入ってきていることを思い出し、新しいものを買うことにした。が、その規格の電池は既に製造が中止されているのだ。店員さんに訊くと、案の定売っていないという。しかし、裏技があると言われた。店員さんは僕が手にしていた古い電池を受け取り、それを分解し始めてしまった。まだ使えたんだけど。
 分解してみると、その電池は、小さな平たい電池を4つ重ねた形でできていた。それを見てピンときた。その小さな電池を同じように4つ積み上げて、一つの電池を作ってしまえばいいのだ。ちなみにその小さな電池はまだ余裕で製造されている。おじさんはイタリア人らしく、積みあげた4つの新しい電池を紙テープで巻いて固定した。これで機能したら笑えるよなぁ、と思っていたのだが、ちゃんと機能した。なんじゃそりゃ。
 まあとにかく、このカメラがまだ使えるとわかってホッとした。僕のメインカメラだったので、使えなくなるのは本当に困るのだ。同じような煙草の箱サイズのカメラでは、ローライを持っているのだが、あのカメラはまだ僕には早すぎる。もっと勉強しなくては使いこなせない。

投稿者 tomo : 18.08.04 23:23 | トラックバック
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