20.07.04

ピントはコトに。

 昨日撮った、Yがニットを着ている写真を改めて見てみた。本人が自分のブランドのプレゼンmovieに出るというのは、彼女自身あまり乗り気ではないらしいが、まあそれは普通そうだろうと思う。しかし、誰がなんと言おうとY Parkのニットが一番似合うのはY Park本人であるのは間違いない。それは買い付けに来るバイヤーさんもさすがわかっている。あたしも似合わなくは決してないんだけど、いや、むしろ似合う方ではあるんだけど、ほら、あたしは撮る方じゃない。だから、どうやっても写れないの。残念!
 で、話は戻るが、僕自身は昨日、Yの表情を本当に良く撮れたと思う。彼女自身は一緒に写真を見ていて、なんだかんだ納得いかないようなことも言っていたが、僕的には今まででベストに入るくらいの「人の表情」を"そのまま"撮れたと思っている。それは、Yが自分のニットに感動していてあまりカメラを意識していなかったおかげもある。カメラ向けられていつも通りの”そのまま”の表情ができる人って滅多にいない。だから僕は基本的に「はい、撮りまーす」なんて絶対に言わない。んなこと言ったらせっかくリラックスしていたのが台無しになってしまう(撮る意志を伝えてもリラックスしたままで居させるには、僕が相手に信用されないといけない。いろんな意味で)。で、昨日撮ったYの写真はぶっちゃけピントが全く合っていない。その理由は、Yがカメラを意識しすぎる前に撮りたかったので、ピント合わす時間が勿体なかったのだ。軽く押してから、更に押すのではなく、いきなり押し切る。カメラ的にはピントを合わす暇もなくシャッターを切らなくてはならなくなるわけだ。それらの写真はどこにもピントが合ってないが、Yというヒトにはぴったりピントがあっている。これ、受け売りなんだが、アラーキーが言っていた、「ピントはモノにあわせるんじゃないの。コトにあわせるの」ってのはこういうことなんだって思う。昨日、それをちょっとだけ体感した。

投稿者 tomo : 20.07.04 22:51 | トラックバック
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