今日はイタリア全土で行われたのかは知らないが、Notte Bianca(白夜)と名付けられた夜で、街の大きな広場で深夜までコンサートが行われた。いつもは大体1時くらいで終わってしまう地下鉄やバスなども、4時くらいまで運行する。夏休みの前夜祭みたいなものだろうか。とにかく遅くまで飲めや騒げやの夜である。逆に言うと、普段車を持っていないために中心まで来られない連中が遊びに来ることができる日でもある。無料の野外コンサートに来る人達はやはり無料の人達で、態度が非常に悪い。美しくドレスアップしたカップルなどは今日もいつもと変わらず車に乗って郊外のクラブに繰り出しているのだろう。
僕は友人4人とDuomo周辺でぶらぶらしていた。Duomo広場でもコンサートが行われていたのだが、殆どがイタリア人のしょうもない歌手で、あまりにもつまらないので場所を移動した。ダラダラと喋っているうちにあっという間に3時になり、解散する。一人の友人とともに、小腹が空いたということで、実はミラノで一番旨いんじゃないかと思われる(昼夜営業限らず)深夜営業のパニーノ屋に行った。4時近いというのにそのパニーノ屋にはいつものように行列が出来ている。全部で30人ほどいるだろうか。理由は味と安さであろう。威勢の良いおばちゃん一人、大人しめの優しそうなおばちゃん一人が窓口別にパニーノを黙々と作っている。威勢の良い方は客とガンガン喋りながら作るのだが、おとなしい方は何も喋らず、ただ頼まれたものだけを黙々と作り続ける。対照的なこの二人は名物といっても良い。20分ほど待ってようやく僕たちのパニーノができあがった。相変わらず味が濃くて旨い。ガツガツいってしまう。
お腹が落ち着いたところで、友人は家が近かったので、そのまま別れた。僕は90番のバスに乗って帰ってきた。早朝の90番はかなり危ない空気が流れていると聞いたのだが、Notte Biancaということもあり、まともな人間も結構乗っていてホッとする。しかし臭い。