今日も一日中雨であった。パラパラと、細かい雨だったので、これだったらカメラ持ち歩いても大丈夫かな、とcimiteroに行った。今日は正面入り口向かって右側部分を重点的に撮ることに決めていた。その右側のエリアだけ、他の場所と空気がなんとなく違うことを、写真を撮りながら感じていたのだが、はじめはそれを雨のせいかと思っていた。しかし、墓石に6傍星を見つけた時、ユダヤだとわかった。ユダヤ教徒のお墓が集まっているエリアなのだ。撮っているうちに、かなり気に入ってしまった。僕の探していたお墓はこんな感じだと、雨の良い雰囲気も手伝って、撮りまくる。傘をさしながら撮るというのは当たり前だが難しい。名も無い墓がたくさんある。生まれて16か月の時に誘拐され殺された女の子の墓があった。カトリックのお墓は墓石に名前が書いてあるだけのものがほとんどだが、ユダヤ教のものは違って、その人が何をしていたかまで彫り込んである。「世界一の医者」だとか、「正義の弁護士」だとか、そんなのが多い。面白い。
またドイツ人とすれ違った。今度は団体ではなかったが、夫婦らしい二人で、デジカメで写真を撮っていた。こんな雨の日にまでお墓に来るとは、ここはドイツでは有名な墓地なのだろうか。