07.02.04

ジャージの二人

 長嶋有の「ジャージの二人」を読んでいる。やはり僕はこの人の文章が好きだ。とても素直な文章なので、こちらもとても素直に読める。言葉選びや間に好感を覚える。まだ全て読み終わっていないのだが、はじめの方で廃校になった小学校での描写がある。さすがに表現力があり、頭に容易にその風景を思い浮かべることができる。僕が小学5年生までを送った小学校の校舎を思い出した。もう開校してから130年以上が経っている古い小学校だった。小学生の頃の僕が歩くだけでギシギシと軋んでいた、黒ずんだ木の廊下はまだあるのだろうか。もしかしたらもうマテリアルが変わってしまっているかもしれない。なぜか天井にくっついていた巨大な方位磁石(おそらく方位磁石)もなくなっているだろうか。普段はきちんと南北を指していた針が、何かのきっかけでグルグルと回りだすことがあった。あの時は本気で怖がったものだ。次に日本に帰った時にあの小学校に行ってみよう。できれば見学させてもらい、写真を撮ってみたい。しかし、この危ないご時世ではたとえ昔通っていた生徒だとしてもそれは無理なのかもしれない。

投稿者 tomo : 07.02.04 13:18 | トラックバック
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